お気軽にご相談ください
眼科および形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、口腔外科などとの境界領域である、まぶたや涙道などの眼球周辺の組織の治療を専門とした外来です。
担当医は眼科専門医でもあり、視機能や眼表面の保護を重視して治療を行なっています。
手術治療が中心となりますが、まずは話を聞いてみたいというだけでも結構ですので、お気軽にご相談ください。
池田眼科医院
中山知倫
眼科および形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、口腔外科などとの境界領域である、まぶたや涙道などの眼球周辺の組織の治療を専門とした外来です。
担当医は眼科専門医でもあり、視機能や眼表面の保護を重視して治療を行なっています。
手術治療が中心となりますが、まずは話を聞いてみたいというだけでも結構ですので、お気軽にご相談ください。
池田眼科医院
中山知倫
下記のご症状をお持ちの患者さまが、眼瞼手術の適応対象となります。
・眼瞼下垂症手術
・眼瞼吊り上げ手術
・眼瞼縁縫合術
・兎眼矯正術
・霰粒腫摘出術
・眼瞼内反症手術
・睫毛内反症手術
・眼瞼外反症手術
・眼瞼結膜腫瘍手術
・先天性鼻涙管閉塞開放術
・涙小管形成手術
・涙管チューブ挿入術
・涙道内視鏡を用いた涙管チューブ挿入術
・涙のう鼻腔吻合術
・涙のう痩管閉鎖術
・結膜嚢形成手術
・結膜腫瘍摘出術
・眼窩骨折整復術
・眼窩内腫瘍摘出術
・眼球内容除去術
・義眼台包埋術
・涙小管炎
・涙のう炎
・眼瞼痙攣に対するボトックス治療
・甲状腺眼症に対するステロイド局所投与治療
・炎症性眼窩疾患(特発性眼科炎症、Ig G4関連眼疾患)に対するステロイド内服治療
・顔面神経麻痺
眼瞼下垂症は、まぶたが下がること、つまり眼が開きにくくなることで見え方に影響がある状態です。
視力が良好であっても、まぶたが邪魔をして、物を見ることに影響がでます。
ご年齢とともにまぶたが下がってくることが多いですが、ハードコンタクトレンズを使用されている方は、若くてもまぶたが下がってくることがあります。また、生まれつきの場合もあります。
その他には、まぶたは下がっていなくても、まぶたの上の皮膚がゆるんで下がってきて、見え方に影響が出る場合があります。
片側15分程度の日帰り手術にて改善が可能です。
まぶたが内側にひっくりかえり、まつ毛や皮膚が眼表面に当たることで、眼に傷ができるなどの悪い影響が出ている状態です。
眼の違和感やなみだ目の原因となります。ずっとではなくて一時的になることもあり、気づかれていないことがあります。
片側15分程度の日帰り手術にて改善が可能です。
まぶたの向きは正常ですが、まつ毛の生えている部分が内側に向いていることで、眼にまつ毛が当たっている状態です。
眼の違和感やなみだ目の原因となります。生まれつきであることがほとんどです。小さいころはまつ毛が柔らかいために気づかれず、成長してまつ毛が固くなり違和感を感じるようになることもあります。
だんだんと症状がでてくるような場合には、ご自身では睫毛内反症だとは思わずにずっと我慢されている方もおられます。
片側15分程度の日帰り手術にて改善が可能です。
まぶたが外側にひっくりかえり、まぶたが眼の表面を正しく保護できなくなっている状態です。
乾き目や、逆になみだ眼になることもあり、違和感を感じます。
ご年齢とともにでてくることもありますが、まぶたのケガの後や、顔面神経麻痺でなることもあります。
片側15分程度の日帰り手術にて改善が可能です。
いわゆるメイボです。
必ずしも手術が必要ではありませんが、手術にて早期の改善が得られます。
15分程度の日帰り手術です。
眼が閉じにくい状態です。目を閉じようとしても半分開いた状態となってしまいます。
眼が乾いて傷ができるなどの悪い影響がでます。顔面神経麻痺や甲状腺眼症でなることがあります。
当院の手術ではまずありませんが、眼瞼下垂症手術の後になることもあります。
多くの場合は手術にて改善可能です。他院での眼瞼下垂症手術後であっても再手術にて改善させることができます。
手術時間は状態によって異なりますが、日帰り手術で可能です。
まぶたにできた腫瘍、いわゆるできものです。
まぶたにおいては、良性のできものは母斑や脂漏性角化症が多く、悪性は脂腺癌という癌が多いです。
良性の場合にはできものだけを切除すれば良いのですが、悪性の場合には取り残しのないように、まわりの正常な部分も含めて大きく切除をする必要があります。切除の範囲が大きい場合には、まぶたを再建する必要があります。この時、まぶたの見た目をきれいに戻すことも重要ですが、手術後に眼瞼下垂や外反、内反とならないように、そして眼表面をきちんと保護できるように、機能的にも元の状態に近づける必要があります。
まぶたのできものは、多くの場合には見た目によって良性か悪性かを判断することができます。
手術時間は状態によって異なりますが、日帰り手術で可能です。
まぶたのケガです。
まぶたのケガで縫合が必要な場合には、単純に縫合するだけでは不十分で、まぶたの構造と機能を考えて縫合することが必要です。
また、まぶたの中にある細いなみだの排出管が切れている場合には、その管も縫合する必要があります。まぶたが変形すれば、眼瞼内反症や外反症のような症状が出ることがあります。なみだの排出管が切れたままであればなみだ目となります。
ケガをした時にきちんと縫合することが大切ですが、古い傷でまぶたが変形したままの状態やなみだの排出管が切れたままの状態であっても、手術にて改善可能なことがあります。手術時間は状態によって異なりますが、日帰り手術で可能です。
なみだは下の図のように、めがしらにある涙点から涙小管、涙のう、鼻涙管を通って、鼻へ排出されます。その鼻涙管が閉塞している状態です。
涙小管が閉塞することがあります。症状はなみだ目です。眼表面の雑菌を流した後の涙の排出がうまくいかずに、涙のうで炎症を起こすこともあります(涙のう炎)。
涙のう炎になると痛みがでます。生まれつき鼻涙管が開通していない先天鼻涙管閉塞症もあります。ある種の抗癌剤を使用されていると涙小管閉塞を起こしやすくなることも知られています。
治療法にはいくつか種類があり、状態によって適切な治療法や治療成績が異なります。当院では、日本で一般的に行われている全ての手術方法が可能です。手術時間は治療法によって異なりますが、日帰り手術にて可能です。
なみだの排出管の一部である涙のうという部分から、めがしら付近の皮膚に穴がつながっている状態です。
涙のう内のなみだが皮膚の穴から出てくるため、なみだ目と同じような症状となります。生まれつきのことが多いですが、穴が小さいため気づかれていないことがあります。穴を閉鎖すれば治ります。
15分程度の日帰り手術で治療可能です。
結膜とはいわゆるしろめのことです。結膜弛緩症は結膜がゆるんだ状態です。
ゆるんだ結膜がまばたきの時にこすれて違和感がでたり、ゆるんだ結膜がじゃまをして、なみだが眼にたまりにくくなってなみだ目になったりします。
点眼で症状を軽快させることは可能ですが、根本的な解決をご希望される場合には、結膜を切除する手術が可能です。
片側15分程度の日帰り手術です。
本来は眼球後方にある脂肪が、眼球前方の結膜の下に出てきた状態です。結膜の一部分がふくれている状態となります。
大きいと違和感を感じることがあります。手術によって脂肪を切除することで改善が可能です。
片側15分程度の日帰り手術です。
結膜に生じた腫瘍、いわゆるできものです。
見た目で判断できることもありますが、良性か悪性かを調べるために生検術を行うこともあります。
生検術は5分程度で、日帰り手術です。
どのような病気を考えるかで治療方針が異なります。切除の方針となり、切除範囲が大きい場合には、羊膜移植術という特殊な治療方法が必要となるため、施行可能な施設へとご紹介いたします。
眼球のまわりの骨が折れている状態です。
骨折の部分が、眼球のまわりの脂肪や筋肉に影響して、眼を動かした時の痛みや、眼の動きが悪くなって両眼で物を見たときにダブって見えてしまうという症状が出ます。
また眼球が少し奥に落ち込んだ状態(眼球陥凹)になることもあります。
治療には全身麻酔での手術が必要です。骨折の形状によっては、外傷後の早期に手術を行った方が良い場合があります。特に眼球のまわりの筋肉が骨折の部分に挟まっている場合には、すぐに手術が必要です。
またすでに古い骨折であっても手術によって症状はましになります。全身麻酔が可能な施設にて手術を行います。緊急手術が必要な場合には対応可能な施設へご紹介いたします。
眼球のまわりに腫瘍、いわゆるできものができた状態です。
できものの影響で眼球の動きが悪くなってダブって見えたり、痛くなったり、眼球がとび出し気味(眼球突出)になったりします。良性が多いですが、悪性の可能性もあります。
MRIなどの検査で、ある程度はできものが何か判断することができます。考えるできものの種類によっては、初めから全てを取り出すこともありますが、まずはできものの一部を切り取って検査をする生検術を行うこともあります。
生検術や、全てを取り出す場合であっても腫瘍の位置が浅い場合には、局所麻酔での日帰り手術が可能です。
腫瘍の位置が深い場合には全身麻酔下での手術が必要となります。その場合には、全身麻酔が可能な施設にて手術を行います。
眼球内にも腫瘍、いわゆるできものが発生することがあり、悪性の場合には眼球を摘出しなければならないことがあります。
その他に、原因は様々ですが、既に失明していて治療ができない状態の眼に、さらに感染や高眼圧などが加わり耐えがたい痛みを生じることがあります。その場合には、眼科医にとっても患者さんにとっても苦渋の選択にはなりますが、眼球を摘出してしまうことも選択肢となります。
実際には眼球の内容だけを摘出することで十分なことが多く、眼球内容除去と呼ばれる手術となります。
眼球そのものを摘出した場合でも、眼球の内容を除去した場合でも、その後は義眼を適切に装用できるように形状をきれいに整えます。全身麻酔が必要ですので、全身麻酔が可能な施設にて手術を行います。
涙小管という、まぶたの中にある細いなみだの排出管に感染を起こしている状態です。
放線菌という菌が原因となることが多く、菌石と呼ばれる石のような状態で涙小管に存在します。
抗菌薬投与のみでは改善しにくく、菌石の除去が必要です。涙小管を適切に切開することで菌石の摘出が可能です。涙道内視鏡という細い内視鏡で、涙小管内を観察して確認することも可能です。
感染によってなみだの排出管の一部である涙のうに炎症を起こしている状態です。多くは鼻涙管閉塞症が原因となっています。
抗菌薬治療がまずは必要です。膿が貯まっている場合には穿刺して排膿します。感染が軽快すれば、鼻涙管閉塞症の治療を行います。
一般的な痙攣のイメージとは異なり、まぶたを閉じる筋肉が過度に収縮してしまい、自分では眼が開けられなくなってしまう状態です。
まぶしさを感じたりドライアイになったりすることもあります。
当院では誘発試験を行なって判断することが可能です。治療としてはボツリヌス毒素の筋肉を麻痺させる作用を利用した、ボツリヌス療法を施行しています。
眼球のまわりの部分に炎症を起こしている状態です。まぶたの腫れや、物がダブって見えるという症状が生じます。
眼球の上にある涙腺という部分が炎症を起こして腫れることが多く、その場合には日帰りでの涙腺部生検術で診断をすることが可能です。
炎症部分にIgG4陽性形質細胞の浸潤があればIgG4関連眼疾患を考えます。またIg G4関連眼疾患では血液中のIgG4価も上がるため、採血検査も行います。ステロイド投与にて治療可能です。
顔面神経が麻痺することで、顔面神経が作用している筋肉が働かなくなります。
眼への影響としては、まぶたを閉じる筋肉が動かなくなって眼が閉じにくくなります。下まぶたが下がり、外に向いてしまうこともあります。そうなるとなみだ目や、眼に傷ができたりします。あるいは眉毛自体が下がってしまい、その影響で上まぶたが下がって見えにくくなることもあります。
点眼で様子をみておられる方が多いですが、手術にて改善可能なこともあります。手術時間は状態によって異なりますが、日帰り手術にて可能です。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や低下症(橋本病)に伴って生じることが多く、甲状腺との共通抗原を標的とした自己免疫性炎症反応が生じている状態です。
つまり甲状腺に炎症を起こしている原因によって、眼のまわりにも炎症を起こしている状態です。
まぶたの腫れ、まぶたが上がる(眼瞼後退)、眼球がとびだし気味になる(眼球突出)などの顔つきの変化や、眼を動かす筋肉の炎症によって物がダブって見えることがあります。また眼球のまわりが腫れることで、物を見るための視神経が圧迫されると視力が低下することもあります。
完全に治す方法はありませんが、ステロイドの投与によって進行の勢いを抑えることができます。ステロイドは点滴や飲み薬だけでなく、まぶたや眼球のまわりに局所的な注射を行うことで、より症状をやわらげることができる場合があります。
まぶたの変化によって、眼が閉じにくくなったり、まつ毛が当たって眼に傷ができたりして視機能に影響がある場合には、外科的治療にて改善させることも可能です。
池田眼科医院では保険診療のみを行なっております。完全なる美容目的での手術は行なっておりません。
視機能に影響があると判断されれば保険診療になります。
困っている症状はあるが、保険診療の範囲となるのか判断がつかない場合にもまずご相談ください。